生産者のなりたち
鶏の鳴き声を聞きながら育った幼少時代。
幼少の頃は、飼料の置いてある倉庫で遊んだり、にわとり小屋でたまごを運ぶコンベアから、コロコロ転んでくるたまごを見て楽しんでいました。
子供の頃から動物好きで犬やネコそして鳩やインコを飼っていたのを覚えています。
大江ノ郷自然牧場までの道のり。
成人してからは、父の手伝いをしていましたが、大規模化が進み従来のやり方では無理になり採卵養鶏場の廃業を余儀なくされました。
その後、県外で養鶏に関する仕事に携わってきましたが、近代養鶏でまず驚いたのは、大規模養鶏業者が行っている太陽の光を遮断し、換気扇で空気を送り込むウィンドレス鶏舎というものです。
そこでは何段も狭いケージの中に押し込まれ、工場で作られた添加物入りの飼料を与えられている鶏たちの姿です。身動き一つとれない状態で、まるで卵を産む道具のように扱われ、身動きとれない状態でいかされているです。
ショックでした・・・。
そんなある日の事です、普段は閉め切っているケージの扉が開いてしまい、鶏たちが脱走してしまいました。 鶏たちは屋外に出て辺りに生えている草を美味しそうに食べたり、羽を思い切り広げ実に伸び伸びしていました。
その光景を目の当たりにした私は、ある決意をしました・・・
放し飼い養鶏を始めよう。
「放し飼い養鶏を始めよう!」
それは、なるべく自然に近い状態での養鶏を、自分自身の手で行い、鶏を元気に育てる事です。
それからは、いろいろな鶏舎を見学し、たくさんの本を読み、研究に研究を重ね、大切な事は鶏にとって快適な環境を作り、安全なエサを与える事だということが解ったのです。そうすれば、むやみに薬や添加物を与える必要がなくなるので、アトピーの子供たちやアレルギーでお困りの方にも安心して食べていただける卵になるのです。
元気な鶏は元気で美味しいたまごを産んでくれます。
その決心をした後、私は地元鳥取に返り父や諸先輩方のお力添えもあり、大江の郷という恵み豊かな土地でにわとり牧場を持つことができました。
私が養鶏に携わって20数年、この間色々と大変な事もありましたが、全国の多くのお客様に出会い、そして支えられて現在に至っております。
仲間にも恵まれ、力を合わせて頑張っています。
牧場創業当初は飼育からたまごの出荷まで私一人で行ってきましたが、その後私の家族をはじめ、田中さん、大谷さんと仲間が増えて行き今では十数人の有志と共に牧場を運営するまでになりました。
大江ノ郷自然牧場は田舎の小さな牧場ですが、多くのお客様のご支援により、なんとかここまでやってくることが出来ました。
今後もみんなで力を合わせて、美味しくて安全なたまご作りを行って参りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。