なぜこの大江ノ郷自然牧場でスイーツづくりを始めたのか。話は大江ノ郷自然牧場のなりたちにまで遡ります。養鶏場の長男として生まれた私は、鶏の鳴き声を聞きながら大きくなりました。成人し父の手伝いを始め、生産者としての第一歩を踏み出しました。ところが養鶏業界の大規模化が進み廃業をよぎまくされました。そのため県外で養鶏に関わる仕事につくことになりました。
しかし、そこでぶつかったのは近代養鶏の現実。光を遮断し何段ものケージに押し込められた鶏たちの姿がありました。幼少のころから元気な鶏たちの姿を見てきた私は大きなショックを受けました。「こんな養鶏では元気な鶏が育つわけがない、まして健康でおいしい卵ができるわけがない」そんな現実が今の自然牧場づくりを決意させました。
大江ノ郷の卵は大きな宣伝をしなくても口コミで評判となり県外の方からも多くの支持を得るまでになりました。「本当にいいものは消費者の方がよくわかっている」そう実感し、もっともっと多くの方に本当にいいものを食べてもらいたい、そう考えるようになりました。そして、その答えの一つが自然卵をたっぷり使った「スイーツ」でした。
お子様から大人、おじいちゃん、おばあちゃんまで、みんなで喜んで食べてもらえるスイーツなら、大江ノ郷のこだわりをたくさんの方に味わってもらえる。そして、本格的な「牧場 スイーツ」づくりはスタートしました。でも最初は手探り。右も左もわからない中でのスタート。「ただ、本当にいいものだけを」を口ぐせに試行錯誤を繰り返し、多くの方の手助けも受け、ようやく大江ノ郷にしかできない「牧場スイーツ」が出来上がったわけです。
もっと多くの方に着色料も保存料も使っていない、卵たっぷりの手づくり牧場 スイーツを知っていただきたい、味わっていただきたい。そのためにこれからも生産者一同努力していきたいと思います。少しでも多くの「おいしい」の笑顔ために。