「感動していただけるきのこ」を目指して/北村きのこ園 北村大司さん | 大江ノ郷自然牧場_読みもの

「体にやさしい食を届けたい」「本当に良いものを作りたい」と、
大江ノ郷と思いを共にする生産者さんたちが集まる「とりのひとマルシェ」より
出品者様のご紹介記事を作成しています。
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鳥取県・八頭町。そこは森があって、川があって、田畑がある、里山の自然が非常に美しい場所。
そこで栽培されているのは土から生まれる作物だけではありません。
今回は自然豊かな八頭町で、こだわりのきのこを栽培されている『北村きのこ園』の北村大司さんのご紹介です。

巨大なエリンギィを始め、魅力的なきのこ栽培を行う北村きのこ園。そんな彼らのきのこ栽培の原点となったのは、先代の喜久さんが昭和40年代にエノキ茸の生産を始めたことでした。先代は持ち前のパワーと好奇心を活かし、新しいことに取り組んでいたそうですが、その当時は市場の売り子さんも「これはなんだあ」「こんなもん売れん」という反応だったとか。今のように空調の完備もされていなかったので、非常に作りにくかったそうです。

栽培当初から純国産のおがくず培地を使ったきのこ作りを続け、55年の歳月の間に試験を重ねながら安定した品質のきのこ作りを編み出して来たのです。

北村さんたちが編み出した栽培栽培方法では、農薬や化学肥料を一切使用しません。
栽培培地は不純物を取り除いた国産杉のおがくず、栄養剤にはふすまと米糠のみを用いて栽培されています。この栽培方法は非常にシンプルなものですが、業界では「できそうでできない」希少価値のある栽培方法なのだとか。
さらに工場は自然豊かな場所に立地しているので、山間の新鮮な空気とその山で作られる伏流水を利用した栽培が可能となっています。

そして北村きのこ園で行われているのは「地球と人に優しいきのこ栽培」。栽培後に不要となったおがくずは敷料や土壌活性剤に再利用することができるので、循環型社会への取り組みにもなっているそうです。

▲豊かな自然が残る八頭町の風景。

また、北村さんたちは菌糸から管理をして自家培養をする、こだわりの栽培も行なっています。
栽培の温度を「1~2度低く設定」 しているとのこと。時間をかけて成長させることで、うま味が多く、 密の細いきのこに成長するそうです。

北村さんたちがきのこ作りを行う上でのモットーは、「感動していただける品質のよいきのこを生産する」こと。培地や栽培方法ももちろん重要ですが、美味しく味わっていただくために何よりも鮮度を大事にしておられます。
鮮度が良いきのこは蒸れた匂いが少なく、きのこの香りが苦手な方にも美味しく食べていただくことができるそう。

▲純国産のおがくずを100%使用して栽培しているので、安心・安全にお召し上がりいただけます。

鳥取の豊かな自然の中、「北村きのこ園のプライド」をかけて、真摯にきのこ栽培を行う北村さんたち。そのこだわりはまさに、きのこ作りの職人。
とても大きく、美しく育ったエリンギィを手に取ると、北村さんたちの努力やこだわりが伝わってくるようでした。

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投稿者:
kikaku

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