素材そのものの味を活かす/福田養蜂場の蜂蜜づくり①
「体にやさしい食を届けたい」「本当に良いものを作りたい」と、
大江ノ郷と思いを共にする生産者さんたちが集まる「とりのひとマルシェ」より
出品者様のご紹介記事を作成しています。
ぜひ私たちと一緒に生産者さんたちを応援していただけると幸いです。
春の暖かさがだんだんと心地よく感じられる頃、ふとした瞬間にパッと目を引くのは、ピンク色のレンゲ畑。
養蜂・稲作の専業農家で、水田にれんげ畑を栽培し蜂蜜を作る福田養蜂場。鳥取の自然、そのものの味を提供したいという想いで、約80年続くこだわりの蜂蜜づくりをされています。
福田さんが蜜源(蜂が蜜を集める花の群生地)とするのは、自家栽培のレンゲ畑の他に、鳥取砂丘のアカシア、中国山地に群生する栃の花、くりの花も。また、鳥取の色々な花から蜂が蜜を集めてきた百花蜜なども作っておられます。
1種類の花蜜で蜂蜜を作る場合は、他の花の蜜がまじらないよう工夫を凝らし、純度の高い蜂蜜を作ることが福田さんのこだわりです。純度が高い蜂蜜だからこそ、その味わいの違いがはっきりと感じられるのです。
それぞれの花が咲いているのは2~3週間。しかも春先から初夏にかけてと採取時期は短いので、その間、田んぼへ砂丘へ山へと巣箱を移し、1年分の蜂蜜を採蜜されるそう。
蜂蜜づくりは、花の種を蒔き、蜜源を作ることから始まります。花がなくてはミツバチを育てることができません。
現在、蜂蜜の95%は輸入に頼っており、高純度の純国産蜂蜜は大変希少なものに。
「蜂が暮らしやすいように環境を整えてやることも大切ですね。」
鳥取の恵み豊かな自然のもとで、ミツバチたちを家族の一員のように愛情持って育てているのも、美味しい蜂蜜が採れる大きな理由のひとつです。
私たちが自然環境に目を向け守っていくことが、ミツバチたちの生態を守っていくことにつながり、そして美味しい蜂蜜をいただけるということにもつながっていくのです。
- 投稿者:
- kikaku