そこにある自然こそが、ほんとうの宝物
11月に入り、朝晩の冷え込みとともに、大江ノ郷の山々は綺麗な秋色に染まりました。
そして、コッコ達はといえば餌をモリモリ食べて、冬支度の真っ最中です。
さて、コロナが徐々に落ち着いたこともあり、私たちの直売所にも、お食事や買い物を楽しんでいただくお客様も増え、少しずつ賑わいが戻り始めています。
また、企業や商工団体・地方自治体などの方々も、全国から視察を兼ねてお越しにいただくようになりました。
視察の目的は、「観光客が0人だった集落に年間36万人が訪れる観光地」を創り上げた私たちの取り組みを詳しく知り、皆様の地域の活性化に繋げたいという思いです。
この度のコロナ禍により地方も大きなダメージを受けましたが、その反面、地方の大切さに目を向ける機会にもなりました。そんな世の中の流れもあり、当牧場の取り組みに目を向けていただけるようになったのではないかと思います。
実際に視察された方々は、特に何もない田舎に平日でも多くのお客様が来られていると、また若いスタッフが生き生き働いている姿にびっくりしてくださいます。
しかし、私たちは特別なことをしている訳ではなく、「あるがままの自然」を活かし、その魅力を伝えているだけなのです。この鳥取・八頭の自然の素晴らしさを多くの方に知って頂きたいという思いで日々頑張った結果、ここに魅力を感じていただき、共感をいただけるようになりました。
私は、日本のどの場所にも、その地域にしかない魅力があると考えています。そこに「あるもの」こそが、本当の宝物だと思います。
私たちの取り組みを知っていただくことで、「自分たちの地域にも可能性がある」と感じていただき、魅力ある地域作りにお役に立てることを願っています。
創業して28年。何もないところから始めた私たちの取り組みが、全国から注目されるようになるとは思いもよりませんでしたが、これからも私たちの活動によって、地方の魅力をもっと感じていただけるよう一層努力を続けて参ります。
感謝
- 投稿者:
- Hiroko Takaki