小麦畑にコウノトリ
いつもありがとうございます。
この冬、大江ノ郷では十数年ぶりに雪のないお正月を迎えました。
このおたよりを書いている今、雪がまったくないため、通勤が楽な反面、少しだけ物足りなさも感じています。
山沿いは2月に入ると一段と寒くなるため、もしかしたら、これから大雪になるのかもしれません。
(この後、ご存じの通り全国的な大寒波が到来し、牧場はすっぽりと雪に覆われることにました…!)
さて、先日通勤途中に、ラッキーなことにつがいのコウノトリに遭遇しました。
最初はサギかなと思ったのですが、近づくにつれ、サギよりとても大きくクチバシが黒かったのでコウノトリだ!と確信しました。天然記念物と遭遇でき、とても嬉しかったです。
なぜここにコウノトリがいるのかな?と気になり確認したところ、芽が出始めた小麦畑の脇に生える草や昆虫などを餌にしているようです。
そこでは、コッコの飼料米づくりにご協力くださっている先輩農家さんが、数年前から小麦を作られています。
その畑がコウノトリにとってちょっとした遊び場になっているようでした。
実は、そのコウノトリがいる小麦畑で収穫された小麦、今年から大江ノ郷のパンをはじめスイーツやうどんの麺に使い始めています。
さらに今年からコッコの鶏糞を小麦づくりの肥料として活用する準備も進んでおり、新たな循環の輪が始まろうとしています。
もしかしたら、コウノトリは、地域の方々と共に持続可能な社会を作ろうという私たちの取り組みに、エールを送ってくれているのかもしれませんね。
私たちもこの新たな循環の取り組みを、地域全体にも巻き込んでいけるよう、精一杯努力をして参ります。
感謝
- 投稿者:
- Hiroko Takaki