天美卵・餌の秘密①
昔ながらの餌を再現し、数十種類の自然素材をブレンド。
まだ家の軒先で鶏が飼われていることが多かった50年以上前。
その頃の鶏の餌は、ひよこ草を刻んだもの、玄米、ふかしたさつま芋、炊いたあら、細かく割った牡蠣殻などを混ぜ合わせ、各家庭で餌を手作りしていました。
創業者である小原の母も、「その時の卵は本当においしかった」と、幼かった小原によく話して聞かせていました。
鶏たちが喜んで食べるのが励みに。
自ら牧場を始める際には、この話を思い出し魚粉をはじめ、かに殻、よもぎなど、コストを度外視した餌づくりを開始させたのです。
薬や添加物に頼らない餌にしたいと思っていましたが、「餌には薬や合成剤を入れんと鶏は卵を産まない」とまで言われ、周りからは変り者扱い。
ただ、小原の作った餌を鶏たちは喜んでついばんでくれました。そのことを励みに、何度も試作を重ね現在の天美卵の餌が完成しました。
完成ではなく、進化を続ける天美卵。
その後も、魚粉は獲れたての魚を船上でさばいて加工した上質な魚粉に変更したり、発酵飼料を混ぜ合わせたりと、現状に満足することなく、常に改良を重ね続けています。
とどまることなく、進化を続ける、それが天美卵の餌づくりの根底にある思いです。
- 投稿者:
- ootera