白球を追い続けた40年前の夏の思い出 |生産者小原の里山紀行 | 大江ノ郷自然牧場_読みもの

いつもご愛顧いただき、有難うございます。この夏も例年にも増して暑い日が続き、流石のコッコも食欲が落ちていますが、飼育係も汗だくになりながら、一生懸命お世話をしてくれているため、毎日元気に美味しい卵を産んでくれています。

さて、夏といえば、高校球児だった私の思い出は、やはり野球です。野球というと甲子園で繰り広げられる様々なドラマを連想しますが、その舞台に立てなかった私にとっては、2年半ただひたすらに、そしてがむしゃらに毎日練習をしていたあの日々のこと、そして県予選で敗れた最後の日の40年前のあのほろ苦い思いを今でも忘れられません。
当時、私はあまり野球が上手ではなかったので、一度でいいから打席に立ってみたい、もし叶うならレギュラーになりたいという、小さな夢を叶えるために、ただひたすらに朝晩と毎日練習に打ち込んでいました。
結果、残念ながら夢は叶うことなく、私の青春(高校野球)は、何も成し遂げることなく終わってしまいました。そして、すべてが終わった日、とめどなく涙が流れたことを今でも鮮明に覚えています。

あれから40年が経ち、その時の努力は決して無駄ではなかったと心から思います。
何か一つのことに、だだひたすらに頑張ることの大切さ。2年半という短い期間では結果は出なかったかもしれませんが、その思いは、今ちゃんと花開いています。
また、同じ夢に向かい一緒に頑張るチームメイトの大切さも学びました。

当時の学びが経営にも生き、偶然にも当時の同級生である松岡くんと森田くんが、牧場の仲間入りをしてくれ、同じ志を持って今も一緒に頑張っています。
私は、目先の損得に囚われることなく、今を生きることが本当に大切であると、心から思います。
その積み重ねこそが、私の牧場が多くのお客様からご愛顧いただけるようになった秘訣だと考えています。
そして感謝の気持ちを忘れることなくこれからもひたむきに頑張って参ります。
感謝

 

 

投稿者:
Hiroko Takaki

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