得手に帆あげて | 生産者小原の里山紀行
6月に入り少し蒸し暑くなってきましたが、コッコは暑さにも負けす毎日美味しい卵を産んでくれています。
またコッコと同様、この4月入社したひよこたちは、1日でも早く仕事を覚えようとみんな必死に頑張ってくれており、今後の成長が本当に楽しみです。
さてそんな中、私はいち早く来年入社希望の金の卵(学生さん)との面接をさせていただいています。
売り手市場といわれる昨今、私どものような小さな牧場に毎年たくさんの応募をいただき、心より感謝しています。
志望動機は「鳥取の魅力を全国の方に知って欲しい」「農業や食の大切さを伝えたい」という私たちと同じ志を持ちご応募をいただいています。
大企業と比較すると待遇面では見劣りすると思いますが、思いの部分に共感して応募いただける方ばかりなので本当に嬉しく思います。
その面接の中で学生さんから「会社が求める人物像」を聞かれることがあります。
その際、私は「基本的にはありません」と回答しています。
なぜなら、誰しも得意、不得意があり、得意を伸ばせばいいという考え方を持っているからです。
この考えは私が20代の頃、本田技研の創業者、本田宗一郎さんの著書「得手に帆をあげて」を読み、その考え方に感銘を受け、その時から自分自身もそうありたいと思い、今日まで歩んできました。
また幸い私たちの牧場は、飼育、製造、調理、接客、事務、出荷など業種も多様化しており、それぞれの個性(得手)を活かすことができます。
またその個性に磨きをかけることで、より良い商品やサービスがお届けできると考えています。
これからも、皆様に喜んでいただけるよう、各自の得手にもっともっと帆をあげて頑張って参りますので、どうぞご声援のほど宜しくお願いいたします。
感謝
- 投稿者:
- Hiroko Takaki