地元農家仲間、田中農場さんの知恵と地力のねぎ作り
大江ノ郷からお届けする商品に陰ながら、でも薬味などで欠かせない、ねぎ作りをされている田中農場さんを訪ねてきました。
大江から車で約15分。
田中農場さんを訪ねたのは、長ネギの成熟まではあと半月ほどかかる頃でした。
田中さんのねぎは、ねぎ独特のえぐみがなく香りもツンとせず、土から掘ったばかりのネギを炭火で焼いて頂いたところ、根を切った切り口からは水分がわき出るようにぼたぼた落ちるほどでした。
それをなめてみると、すごく爽やかでほんのり甘く驚きました!
「ねぎに限らず作物には、太陽、土、水、の自然の恵みをいかに受けるかが大事。私はただその条件を整えるだけ」
と田中さんは語られましたが、柔らかく耕された土、除草剤を使わず手作業で除草された広大な土地を見ると、その苦労は容易に想像できます。
最近の異常気象のことを尋ねると、
「大抵、根が健全だったら大丈夫なんですよ。化学肥料や農薬に頼らないと決めて、土を深くまで耕すから長雨でも根が腐りにくい。反対に日照りが続いても、根がしっかり張っていた土からの養分で耐えられる。」
と笑顔で語ってくれました。19歳から農業一筋、約45年。
地元で素晴らしい農家さんと一緒に農業に携われることに改めて誇らしい気持ちになりました。
鳥取県八頭町 田中農場
田中農場さんは、堆肥を使った土作りと減農薬、化学肥料に頼らない、環境と調和のとれた農業者としての取り組みが認められエコファーマーに認定されています。
- 投稿者:
- ootera